2018年3月31日土曜日

12月10日 若洲海浜公園 護衛ミッション ~新勢力~


どうも皆様おはようございます。

いつも新しい風、万太郎です。


 カゴ、投げ竿大作戦は大失敗に終わった。

2,3年の釣り経験の中でここまでうんざりしたことはない。

危うくやる気がなくなるところであった。

しかし、まだカゴへの挑戦は続けたい。

まず、三脚も立てないくせに投げ竿はありえない。

ただの筋力トレーニングだ。

しかもこれは私の実力の示すところであるが、飛ばない、絡む。

いや、飛ばすと絡む、と言った方がいいだろうか。

まずは、前回失念していたサミングをしてみることで絡まないカゴライフを楽しもうではないか。

ご存じない方もいるかも知れないが、サミングとはアレである、いや、私がどうこう言うよりもぐぐって欲しい。



 と言うわけで、朝4時。

12月、クリスマスも近く、浮かれた若者が増えてきたのかもしれない。

原動機付き自転車に4人で乗り、ワイワイしている若者と目を合わせないように、人口磯に急ぐ。


 人口磯に人気はない。

カゴに入れる撒き餌は若干水気が足りないくらい、オキアミは砕きすぎず、全く砕かないように別に分けたもの、とそれっぽく気を使って作ってみる。


日新の竿を伸ばして、道糸にカゴを付け撒き餌を詰める。

今回はサミングを意識して仕掛けを投げる。

仕掛けの到達距離が前回投げ竿を使ったときと大して変わらず、複雑な心持になる。

仕掛けが水面に達する前にリールにブレーキをかける。

数回投げてみると、やはり絡む。

サミングが早すぎても振り回されて絡むだろうし、遅すぎれば意味はない。

難しい技術なのかもしれないが、そんな自分の責をすっかりと棚に上げ、カゴに対する怒りがこみ上げてくる。

冷静さを失ってしまったからであろう、仕掛けを投げ、回収するうち、いつの間にかリールからガイド、すなわち竿の方で道糸が絡んでいる。

仕掛けを海に流したまま、ガイドの絡みを解消すべく奮闘する。

最終的にはハサミで切り、電車結びで繋ぐことにした。

何を持って、カゴに技術はいらない、カゴが釣ってくれる、と言う人間がいるのか。

とても面倒で厄介な釣り方だ。

と思いながら、道糸の電車結びを終え、海に浸かったままだった仕掛けを引き上げる。

引き上げられた仕掛けの下には針にしっかり掛かったカイズが踊っていた。

正に何の技術もなく、電車結びをしていただけで釣れてしまったこの仕掛けに対し、納得のいかない情けなさを感じざるを得なかった。





  空は明るくなり、カゴに対する反感を覚えた私は、仕掛けを変え、スライム浮きに変更した。

この浮きは視認性も悪くなく、何よりスライムがしっかりとした重量を持っているので、よく飛ぶのだ。

よく飛ぶといっても撒き餌の飛ばせる距離とさほど変わらないので、こうなると絡む危険性をはらんだ仕掛けを使うのはストレスでしかない。



  前回も登場したが、この時期はカモが接岸する。


浮きの周りを泳いでいたカモだが、撒き餌を投げると追いかけるのだ。

可愛いやつだと思っていたが、徐々に数が増え、最終的に5,6羽で撒かれた撒き餌を追いかけては突っついている。


数羽は突っつき、数羽は潜ってエビを追いかける。

これでは魚も逃げるであろう。

何か投げつけてやろうと周囲を見渡し、撒き餌を投げつけてみたが、カモは大喜びしているようにしか見えない。

隣の釣座のスキーヤーのような格好をした本格的な釣紳士もカモの悪行に撒き餌を躊躇し、杓を握り締めたまま海を睨みつけていた。





  冬の新勢力、カモ。

撒き餌を撒けば撒くほど、仲間が寄ってきて、魚を散らす。

本末転倒。

これについては何か対策を考えなければ。

納竿。



今更だけども、絡むと嫌になるね、釣りは。

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